ついつい。

つい思ってしまう、つい考えてしまう。共感してもらえたら嬉しいけれど、押しつけがましくしたくもない。そんなことを書きます。

立山黒部アルペンルート ~扇沢⇔室堂を日帰りで~ 前編

今週のお題「何して遊んだ?」

(※写真がアップロードできず、一旦文字だけで投稿します。)

 

 

「雪の大谷」

北アルプスを貫き、長野と富山を結ぶ山岳観光ルート、立山黒部アルペンルート。その最高地点に、それは確かにありました。

一度は行ってみたい場所だったのですが、混んでるだろうな……と、毎年なかなか踏み出せず。今年は積雪量が多く、ド迫力の雪の壁が見られるのではと期待して、混雑を避けてGW明けの平日、満を持して行ってきました!

服装や歩き方など、下調べをしても悩むことがたくさんあったので、まとめてみました。

 

標高3000m級の山を貫いていくつもの乗り物を乗り継いでいく観光ルートなので、それなりにお値段が張ります。せっかく行くのですから、変わりやすい山の天候も見極めた上でコンディションの良い時に行きたい。

 

今回は、長野県側の大町市にある扇沢駅から、雪の大谷のある室堂までを往復する日帰りプランを計画しました。

 

事前予約でお得に買える「WEBきっぷ」を活用したいと思い調べてみると、いくつか種類があることがわかりました。

その中で購入したのは、「オープンキャンペーンWEBきっぷ2」。近隣県民限定で扇沢からの乗車予約が出来る、お得な割引きっぷというもの。3割引き程で購入できます。これは大きいですよね!

販売期間限定で、扇沢(または立山)からの出発時刻が指定されます。室堂までの往復の間乗り継ぎがいくつかありますが、その時間は指定されません。あくまで出発時刻が指定されるものです。

※2022.5時点での情報です。最新情報、詳細はホームページにてご確認ください。

 

天気予報とにらめっこしながら判断をぎりぎりまで粘って、いざ購入。あとは晴れてくれる(せめて雨は降らないでほしい)ことを願うのみです。

 

当日の室堂の予想最高気温は5℃。服装に悩みます。

GWも明け、春の暖かさにすっかり慣れ緩みきった身体には堪える寒さに違いありません。油断してはいけないと、真冬並みの防寒対策をしていきました。標高が高い分、陽射しがあれば暑く感じることもあるようなので、着脱しやすいよう上半身は何枚か重ね着、アウターは風を通さないもので。下半身は確実に冷えるのでワイドパンツの下にタイツとレッグウォーマーを仕込み、スノーブーツで参戦です。大袈裟に聞こえるかもしれませんが、結論、この冬支度で正解でした。

 

朝9時、予定より1時間ほど早めに到着。扇沢駅の気温は10℃ですが、着込んでいても風があると少し肌寒く感じます。

事前予約した際に発行されるQRコードを発券機に読み込ませ、チケットを発券。下調べでは発券機も15分ほど並ぶと予想していたのですが、幸いなことにノー行列。係の方が声をかけてくださり、「+500円で、隣の売り場で指定時刻の変更ができますよ」とのこと。実は予約時にこの時間帯がすでに「×」表示となっており購入できなかったのです。これは朗報!

30分ごとの出発なので1時間繰り上げて2本前の時刻でも乗れないことはありませんでしたが、トイレなどをゆっくり済ませようと思い30分繰り上げで1本前に変更していただきました。

扇沢駅の中には、黒部ダムの歴史や石原裕次郎夫妻が鑑賞された映画「黒部の太陽」のチケットの展示、電気バスの顔はめパネル、デジタルスタンプラリー、売店(まだ開店前)などがあり、30分程度の待ち時間なら苦になりませんでした。

ここで見つけたデジタルスタンプラリー。普段旅行をしてもスタンプラリーにはまったく興味がないのですが、デジタルとは?と興味を惹かれやってみることに。QRコードを読み取り、そこに出た画面に、各所に設置されたスタンプを押すと、画面上に押印されます。これは面白い!集めてみることにしました。

しばらくすると改札?前に列ができはじめ、後ろに並んで乗車時刻を待ちます。お話の上手な駅員さんが見事なスピーチで巨峰のレーズンを売っていました(笑)

 

さて、まずは扇沢黒部ダムまで、電気バスに乗ります。車幅ギリギリの長いトンネルの中を進む電気バス。トンネル工事の際に難航した破砕帯の部分が青い照明で染められ、80mという僅かな間ですがその場所がわかるようになっていました。車内でも案内されますので、お聞き逃しお見逃しなく。

途中すれ違いに二車線になるところでいったん停車し、運転手さん同士で何かを手渡ししていました。上手く受け取れないようお茶目にやり取りしていたのが微笑ましかったです。

 

黒部ダムに到着すると、少し歩いて次の乗り場に向かいます。

そう、今回の目的は「雪の大谷」。寄り道せずにまずは目的を達成しようと思います。とはいえ、黒部ダムを歩いて通り過ぎるわけですから、立ち止まらずにはいられません。黒部湖とその景観の美しさに目を奪われながら、のんびりと歩きました。

 

続いては黒部湖からケーブルカーに乗って黒部平へ。斜度31度に合わせて作られたケーブルカーに乗りながら、どうやって造るんだろう……などとふとした疑問が浮かびます。

黒部平に到着すると、屋上には展望台・パノラマテラスがあり、この後乗るロープウェーが伸びているのが見え、広がる雪渓の下には先程の黒部湖の美しい碧さが覗いていました。

 

それぞれの乗り場についてですが、個人と団体でレーンが分かれており、平日だったためか個人はほとんど待つことなく進みました。チケットのQRコードをかざして通り抜けるだけのとてもスムーズなものです。その都度提示が必要ですので、チケットは帰るまでなくさないように要注意ですね。下調べでは、団体が進んでいく中で個人は待ちぼうけ、というパターンもあるようだったので、時間には余裕を持って計画するに越したことはないかと思います。

 

黒部平からはロープウェーで大観峰まで。山肌を下に望みながらゆったりと進みます。高所恐怖症の方は怖いかもしれませんが、7分ほどで到着です。

 

大観峰は2,316m。屋上に展望台があり階段を上りますが、酸素が薄いためすぐに息が上がってしまいます。会話も控えてゆっくり上ることをおすすめします。

 

ここからは、3,015mある立山を貫く立山トンネルをトロリーバスで進みます。電車線から電気を供給されて走る、電車の仲間だそうです。

途中、「立山直下」という黄色の案内表示があり、その付近で上下線のバスがすれ違いました。

 

 

さて、いよいよ目的地の室堂に到着です!

ここまでおよそ2時間弱。ほぼ待ち時間や乗り過ごしなどせずにこの時間ですから、混雑時には大幅に時間がかかることを想定していった方が賢明ですね……。

 

昼近くでしたが、ターミナル構内はさすがの賑わいです。蕎麦のいい香りが漂ってきてお腹が空いてきます。しかし、黒部ダムカレーを食べると決めているので、下るまでの辛抱です(笑)

 

雪の大谷への入口は混雑していると少しわかりづらいですが、階段を下りた先になります。外へ出ると、ツルツルの雪山で一面真っ白。目が眩むほどです。一瞬、雪の大谷はどこ??と思ってしまいますが、少し先に見えるカーブした雪の道のようなものがそれだろうと見当をつけ、ここまで来たらゆっくり楽しむだけ!と歩き始めました。

無料で写真撮影してくれる観光地あるあるスポットや、雪の壁を作る巨大除雪機「五代目立山熊太郎」の間を抜け、いざ雪の方へ。「ここは2,450m 雪の大谷」と書かれた雰囲気ある撮影スポットがいくつかありますので、焦る必要はありません。

両側にそびえたつ雪の壁に圧倒されます。大迫力です!しばらく歩いていくと、雪の壁の最高地点の表示が。当時は15mでした。そのあたりはさすがに混み合っていましたが、他の人が入らずに写真撮影できる程度にまばらな人の中で、はっきりとした青空が覗いた僅かな時間を逃すことなく、思う存分満喫出来ました!

有料で、屋根の空いた観光バスにも乗れるようですが、乗っている人はあまりいませんでした。歩いて往復できる距離ですし、自分の目線から高さを実感したいですもんね。

じっくり楽しんでも30~40分程度でしょうか。近くの山では自らの足で登ってスキーやボードをしている人が見え、豆粒ほどの大きさに感じます。

 

真冬の防寒対策で臨みましたが、頂上の気温は10℃まで上がり、標高が高いため陽射しを浴びるとアウターを脱ぎたくなるほど。ただ、太陽が隠れ風が吹くと一転、山の寒さが顔を出します。やはり着脱できる真冬の格好をしていった方がいいかと思います。ニット帽もぜひ。手袋はなくても大丈夫でした。また、雪の反射はとてつもなく眩しいです。サングラスは必須です!

雪の大谷の足元は歩きやすいように除雪されアスファルトが露出していますが、少し外れたところや、後述する室堂周辺では実際の雪の上を歩くこともできます。溶けかけた雪の上は大変滑って歩きづらいです。滑りにくい冬用の靴をおすすめします。

 

 

後編は、室堂から扇沢へと戻りながら各所を堪能します。ハードです(笑)

 

 

 

お題「気分転換」

頭痛がない身体になってみたい。

最近、雪が多くてスッキリしない天気が続きますね。こんなときは頭もスッキリしない日々が続きます。

 

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私はいわゆる『頭痛持ち』です。

そこまで深刻な症状が現れるほどではありませんが、片頭痛も緊張性頭痛も、その両方が関連して起こることもあります。

頭痛の症状は人それぞれですので、私の場合はこんな感じというお話をしたいと思います。

 

まず片頭痛について。

私の場合は、月経前後、気圧の変化、ストレスからの解放などが主な起因として挙げられますが、顕著に多いのは、気圧の変化によるものです。最近取り上げられることが増えた「気象病」「低気圧頭痛」というものですね。よく、雨が降った時に頭痛が起こるといった話を耳にされることは多いと思いますが、私の場合はむしろその前段階、雨が降りそうで降らない曇天の時に頭が重たくなります。瞼が重くなり、眠気が来る。特に右側が多いのですが、これが前兆です。

こう感じた時には、アプリで気圧の変化を確かめるようにしています。だいたい7割ほどは気圧の低下あるいは上昇している時に当てはまります。そのうち5割ほどは気圧の変化よりも早く前兆が現れるので、実際の天気やアプリでの判断は難しいですが、答え合わせのようなものですね。

低気圧頭痛に効くと謳われている薬を、最近街中でもよく見かけるようになりました。

『五苓散』という漢方をご存じでしょうか。私の場合、この前兆が現れた時に服用すると症状が軽くなることが多いので、これを常備しています。五苓散の効用には「むくみや頭痛、飲みすぎによる二日酔いに対応する」とあります。つまり余分な水分を外へ出すということですね。実際調べてみると、少し前から多く出回るようになった低気圧頭痛に効くと謳われている薬にはこの五苓散エキスが入っているものが多いことが分かったので、余計なものが入っていない漢方を試してみることにしました。初めて購入したときには、この人お酒の飲みすぎなのかなと思われるんじゃないかと余計な心配をしましたが(笑)、私には合っていたようで重宝しています。

気圧の変化に起因するときはこうして分かりやすく前兆が来る場合が多いですが、そうでない場合もあります。常に自分の頭と向き合って注意して相談していないと気づけない感覚だったりもします。

月経の前後最中の場合は、頭痛が来たり来なかったり、まちまちですね。気圧の変化と合わさると百発百中ですが。

ストレスからの解放の場合は、前述のような前兆はありません。緊張や集中からの緩和で起こるからでしょうか、気がついたら頭痛と言った感じです。

 

痛みの種類と症状についてですが、私の場合、突然ドクンドクンと拍動性の痛みに襲われる時もあれば、グーっと頭全体を締め付けられるような感覚から痛みに発展する場合もあります。その痛みと前後して、眩しさや匂い、音に敏感になり、目が開けていられなくなります。胸やけのような吐き気を伴うことも。症状が重い方は閃光が見えたりすることもあるようです。

 

次に、緊張性頭痛について。

PC画面の注視など、長時間作業などによって肩や首が凝ることで起こります。知らぬ間に眉間にしわを寄せて作業に没頭していたり、瞬きの回数が減ったりすることによるドライアイ、ピントが固まってしまうことなども関連していると思います。

私の場合は、ホットアイマスクやホットタオルなどで目を温めたり、眉間からおでこ、頭皮から後頭部、首から肩をストレッチなどでほぐすことによってやわらぐことが多いです。

短時間のお昼寝も大事な習慣のひとつです。昼食をとってから15~20分ほど目を閉じます。眠れることもあれば、眠れないことも。それでも目や頭を休ませることで午後の頭痛が起きにくくなります。

ただし、緊張性頭痛から片頭痛に発展する場合があります。そんな時にこれをやってしまうと逆効果。一気に片頭痛が加速します。

 

どちらの頭痛にしても、最終的には痛み止めに頼ることになるわけですが、これも服用のタイミングや症状の重さによって効果はまちまち。25年ほど頭痛と付き合っていますが、こればかりは傾向も対策もつかめません。最悪の場合は、痛み止めを飲んでも直らない拍動性頭痛が3~4日続くことも。こうなったら何をしてもどうにもなりません。もちろん服用量は守っていますし、薬剤性頭痛に発展したら大変ですから、そういう時は諦めて薬も飲まずに耐えるのみ。仕事や家事は省エネでこなし、部屋を暗くして、音を消し、タオルなどで目を覆って、冷えピタを貼って、拍動している部分を手で押さえるようにして、翌朝治っていることを信じて、寝る。あくまで私の場合の話ですが。

 

もしかしたら頭がスッキリしている時間なんて一刻もないのかもしれません。普段から頭痛がない身体になったことがないので分からないのです。

睡眠不足も、寝過ぎてしまっても頭痛を引き起こします。

運動不足も、運動をし過ぎてもまた頭痛になります。

暴飲暴食は避けるよう言われますし、たばこはもちろんですが、チーズやワイン、燻製されたものなども引き起こす原因と言われていますね。塩分の摂り過ぎ、水分不足などもそうです。

陽射しを浴び続けたり、極端な暑さから引き起こることだってあります。

さぁ休日だ!と思えばストレスからの解放で頭痛が始まる……なんてことも。

 

これらを避けるように規則正しい生活を心掛けていても、頭痛になる時はなるのです。もう嫌だ!何もかも投げ出して好きにしよう!と投げやりになって頭痛になると、何やってるんだ自分、と心が折れて規則正しい生活に戻る。

 

症状や頻度がそこまで酷くない私は、こうして自分でコントロールしてなんとか乗り切っているといったところです。頭痛外来に通っていたこともありましたが、自分で抑えられているのでこれ以上の対処の仕様はないようです。

 

頭痛と付き合っていくにあたって、自分の症状を把握することは大切だと思います。病院に相談することも大事なことです。専門家ではないのでそれ以上のことは控えますが、片頭痛に対応した処方薬は何種類かありますし、近年薬価も下がったので自分に合った薬を試しやすいと思います。症状は人それぞれ。もし悩んでいる方がいたら、一度は脳神経外科に相談してみてくださいね。

 

頭痛とは無縁、そんな身体になってみたいものです。

忘れてしまった、冬の過ごし方。

今朝の様子。


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降り積もった雪の表面が氷点下の風にさらされて、まるで毛羽立ったように煌めいていました。

 

今冬はとびっきり寒いですね。

ここ2年くらいの冷え込みが緩かったので、冬の過ごし方を忘れてしまったほどです。

防寒、暖房、雪道の歩き方、運転その他諸々、これまでの人生で培ってきた自分なりの冬の注意事項はたくさんあったはず。

たった2年暖かかっただけなのに、それに慣れきってしまったのは私だけでしょうか。

そんな忘れてしまった、冬の過ごし方のお話。

 

昨冬までは、オシャレはともかく、マフラーや帽子、手袋など、車社会で生きているとほとんど必要ありませんでした。完全なるDoor to doorです。それが今冬は、ちょっと外に出るだけでも寒い!体感だけでなく、実際の気温もマイナス5℃ほどの差があります。

 

夜の暖房についても勝手が違います。昨冬までは寝る際に暖房を完全にオフしていても朝までぐっすりでしたが、今冬の寒い夜は言語道断です。湯たんぽプラス弱ファンヒーターつけっぱなしで保温しておかなければ、途中で目が覚めることはおろか寝つけない日もありました。翌朝の最低気温がマイナス8℃くらいまで下がる時はそうしています。もちろん加湿器も忘れずに。

 

今冬は「雪国マウント」などという言葉を見かけることも多かったですね。報道の仕方が大きな一因だとは思いますが、実際、マウントと捉えず心に留めておいた方が良いこともたくさんあると思います。雪道の歩き方、靴の選び方、冬タイヤ・チェーンの早めの装着、自転車は乗らない、等々。どれも命に関わることですから、雪で覆われ、溶けて凍結した路面の恐ろしさは経験者でないと語れません。鬱陶しく感じるかもしれませんが、他人事だと思わず耳を傾けて、大袈裟なくらいに前もって準備しておくのが一番だと思います。心と時間の余裕が大切ですね。

 

そんなこんなで、帽子に手袋、スノーブーツ、ファンヒーター、あらゆる冬装備を買い足しました。今まで準備していなかったのは何を隠そう、私自身です(笑)

 

また暖かい冬が続いたら、こんな冬があったことも忘れてしまうのでしょうね。忘れたいことはいつまでも忘れられないのに、不思議なものですね。


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ポケットダイアリーとトラベラーズノート、そして卓上カレンダー。

今週のお題「手帳」

 

私の手帳のこだわり。

結論から言えば、そこまでのこだわりはありません。

毎年購入していますが、そんなに力を入れて書き込んでいるわけでもなく、予定は卓上カレンダーに書き込んで終わり、なんてこともしばしば(笑)

そんなぐうたらな私が学生時代から購入し続けている手帳がこちら。

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『ミドリのポケットダイアリー<スリム>オジサン柄』です。

〇薄さ → 最低限の手帳機能で、余計なものがない。

〇程よい記入スペース → 記入スペースの邪魔をしない遊び心あるデザイン。

〇月曜はじまり → 週末続けて予定がある時に便利。

〇オジサン → 可愛らしいゆるさが最高です。

 

この手帳をトラベラーズノート<レギュラーサイズ>に挟み込んで使っています。

数年前に一目惚れしてしまったこのトラベラーズノート

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ブルーの色合いに惹き込まれ、思わず買ってしまいました。

 

MD用紙で作られたリフィル<セクション>がまた使いやすくてお気に入り。

 

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心に残った映画やドラマ、小説、ライブなどの感想を書き留めたりしています。

トラベラーズノート、革の風合いが高まるのが楽しみです。

愛用者の方々がいろいろと工夫されて個性を光らせているのをSNSで見るのも楽しい。

私もいつかこれを持ってのんびりと旅行出来たらいいなぁと、憧れています。

 

冒頭でお話しした卓上カレンダーも、MDカレンダーを使っています。

 

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書きやすくてシンプルで、オシャレでいいんですよね。

 

手帳にノートにカレンダーに、これだけ並べると単純にミドリファンですね(笑)

どれも買ったきり、なんてことにならないよう、もう少し踏み込んで向き合っていきたいと思いました。ガチガチになることなく、ゆるゆると。

『ミニ財布 VS 長財布』論争、私なりの決着。

今年の1月11日は、一粒万倍日と天赦日が重なる最強の吉日だったそうですね。この日に新しいお財布を使い始めると良いとも言われるそうで、お財布について考えてみました。

数年前から、キャッシュレス化や小型バッグの流行などもあって、コンパクトなミニ財布が定番となっていますね。二つ折り、三つ折り、フラグメントケースなど、財布は小型化、薄型化の変移を続けています。

そんな中、定期的に巻き起こるのが『ミニ財布 VS 長財布』論争。

 

長年、長財布を愛用していた私も例に漏れず、数年前にミニ財布へと変えてみたわけです。

結論から言えば、私はミニ財布から長財布へと戻りました。

今回はその、『長財布→ミニ財布→長財布』への経緯を書きたいと思います。

 

まず私がミニ財布へと変えようと思った理由は、前述の通り荷物のコンパクト化と、何よりオシャレなミニ財布が増えてきたから。キャッシュレス化に関してはそれなりに現金は持っていた方が便利でしたから、理由のひとつにはなりませんでした。

ミニ財布の中で私が購入したのは、二つ折りタイプでした。

三つ折りもコンパクトで可愛らしいのですがどうしても厚みが出てしまうため、薄型の二つ折りを選びました。

私の場合、財布の中身はもともと必要最低限のカード類と現金しか入れていませんでしたから、ポイントカードのアプリ移行の加速も相まって、ミニ財布への移行に際して財布の中身を工夫する必要はありませんでした。長財布を愛用していた方はこの段階で苦労する方もいらっしゃるようです。

そう、ミニ財布は、入る現金やカードの量が限られます。ここはまず最初に考慮する必要がある点です。

 

持ち運びしやすく、上着でもパンツでもポケットにすっと収まり、軽い買い物であれば身軽に行ける嬉しさ。そんなミニ財布を手に入れた私が心躍らせて持ち歩き、使っていくうちに感じたのは、使い勝手の問題でした。

まず、小銭入れ部分の見づらさ。ガバっと開くまでとはいかずとも長財布であればすべての小銭を把握できる間口の広さがありますが、二つ折りではそうはいきませんでした。小銭は最低限にしたいのに、把握できないため細かく出し切れない。そんなフラストレーションが少しずつ溜まっていくのを感じました。

さらには、お札が必ず曲がってしまうこと。三つ折りは確実にそうなるだろうと予想していたので避けましたが、二つ折りでも案外気になってしまいました。

お札を出し、小銭を探す、というなるべくスムーズに済ませたい一連の動作。それがまず札入れを開き、曲がったお札を取り出し皿に乗せ、札入れを閉じて財布を持ち替えて小銭入れを開き、見づらい小銭を探して皿に置こうとするとお札が倒れていて……と、レジ前でモタモタすることに嫌気が差してしまったのです。

普段から二つ折り財布に慣れている方には何を言ってるんだと思われるのでしょうが、私には想像以上の苦行でした。店員さんを待たせたくない一心で余計に焦ってしまうのですから。

 

長財布とミニ財布、両方使えばいいじゃないか。そう思いますよね。私もそう思いました(笑)

私だって旅行の時にはなるべくコンパクトな財布に入れ替えて持って行きます。荷物は最小限、これが旅行の鉄則ですから。しかし、普段からその日のファッションに合わせて財布の中身をわざわざ入れ替えるのは、面倒くさがりな性格の私にとっては向いていませんでした。

このフラストレーションの蓄積が限界を迎え、ミニ財布を使い始めてからそう時間を空けずに長財布を探すことになりました。使ってみなければわからなかったことですから致し方ありません。

 

長財布を探すにあたっての条件は、まず薄さ。全体的なサイズも、余分な部分はなるべくない方がいいと考えました。

カードスリットは6枚分もあればよし。

小銭入れに仕切りは不要。

札入れの仕切りはあると便利だなと思いました。お札の他にレシートやクーポンなどを別に入れておくためです。

長財布には、ファスナータイプ(U字型、L字型)、フラップタイプとありますが、U字ファスナーを採用しているものは大容量のものが多いため必然的に除外。L字ファスナーには薄型のものも多くありますが、動作で懲りていた私はファスナーを開けるというひとつの動作すらなくしたいと思っていたことと、フラップタイプってなんだか大人のイメージでかっこいいなという今考えるとよくわからない理由で、フラップタイプに絞って探すことにしました。

財布難民から脱却したい。次に買うものは長く使いたい。納得のいくものであれば価格は二の次。完全に懲りていたのですね(笑)

 

さて、ここからが長かったです。

まず、レディースの長財布に薄型フラップのものはほとんどありませんでした。大容量を謳うものが多くを占め、薄型といえばL字ファスナーばかり。荷物を減らしたいのならコンパクト=小型化、つまりミニ財布、といった流れになってしまうのです。

また、凝ったデザインのものも多く、カラーや模様、何やらブランドロゴがドーン、金具のようなものが表面に付いていたりと……。何も付いていないシンプルなものはないものかと頭を抱えました。

そこで、なにもレディースにこだわる必要などないとメンズも探し始めました。もともとユニセックスなデザインの方が好きなので。

メンズは薄型フラップが豊富で、デザインもシンプル。これは見つかるかも!と思いました。

ですが、メンズのフラップタイプは小銭入れがないものが多かったのです。これは盲点でした。皆さん、スーツの胸ポケットなどにしまって、小銭入れは別で持つのでしょうか。さすがにスマートすぎて私には向きません。

そして、少し長さが足りないように感じるものもありました。あちらの国の紙幣サイズに沿って作られているからでしょうか。スムーズな動作を追い求めている今、このわずかなサイズ感は大事です。

もう一つ気になったのは、フラップの開閉の向き。カードスリットまたはファスナーの開閉方向に対して、左右どちらに開くのか。ブランドによってさまざまでした。利き手や使い方によると思いますが、これは重要なポイントだと思います。

それらに加えて、革の質感、耐久性、ファスナーの開閉しやすさ等、最低限の注意点も忘れずに考慮。

すべてを考え抜いて探し続けた結果、私の理想に近いものを見つけることが出来ました。それがこちら。

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サンローラン <タイニーモノグラム>コンチネンタルウォレットです。

なんということでしょう。あれだけないと言っていたレディースにありました(笑)

条件については以下の通り。

 

*シンプルさ → ロゴが小さくあしらわれていてシンプルで良し〇

*薄さ・サイズ感 → 19×9×1.5CM:お札の出し入れもスムーズで、最低限の大きさで良し〇

*革の質感 → カーフスキンレザー/グレインレザー:硬めでしっかりとしていて良し〇

*フラップの方向 → カードスリットが横向きに配置され、開閉方向も〇

*お札入れ3つ → 小銭入れの隣に2つ、フラップ側に1つ。最低限で良し〇

*ジップ付きコインポケット1つ → かっこいい言い方だけど小銭入れ1つ!〇(笑)

*ファスナー → 動き問題なし〇 つまみ部分も小さくて良し〇

*カードスロット10個 → 小銭入れ側に6枚、フラップ側に4枚。最低限で良し〇

 

明るい色が良いと思い、カラーはBLANC VINTAGEを選びました。ほぼ白といったお色です。

使い始めて一年半ほど経ちますが、傷や汚れが付きにくい素材のようで、フラップが曲がる部分のヘタレなども見受けられずしっかりとした革で大満足です。

 

以上の私の紆余曲折のどこか一部でも、どなたかのお財布選びの参考になればいいのですが。

これだけ「財布」という字を書き連ねた結果、ゲシュタルト崩壊が起きています(笑)

わたしにとっての「推し」とは

お題の期限は過ぎてしまいましたが、このお題について考えていたら疑問が湧いてきたので、書いてみようと思います。

 

特別お題「わたしの推し

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「推し」とは、自分にとってどんな存在なのか。

自分の中でどの程度の熱量で「推し」と言えるのか。言っていいものなのか。

 

そもそも「推し」とは、という話になると、それこそ人それぞれだと思います。

生き甲斐のように感じていたり、何ひとつ見逃したくないと奮闘したり、眺めていられればそれで十分だったり。

ライブやYouTube、テレビ番組などの特定のコンテンツに限る、という方もいるでしょう。

 

私には長らく「推し」という存在がいなかったという話を前回させていただきました。

でもいろいろと考えているうちに、もしかしたら他の方の基準とは異なるが故にそう思っていただけなのでは、と思えてきたのです。

 

そんな私に最近、気になる存在が現れました。

それは、「SixTONES」です。

ジャニーズと聞いて、アイドルという存在だけで、嫌煙する方もいるでしょう。

少なからず私もそういう気持ちも持ち合わせています。

多くの方が意識せず目にするのは、おおかたテレビ番組やエンタメニュース、雑誌の表紙などで目にする、キラキラとした彼らだと思います。それがアイドルという存在でしょうから。そのキラキラとした存在に対して、斜めに見てしまう方も少なくないと思っています。私もなかなか素直に直視出来ない部類なので……。

 

そんな私が彼らにハマった最初のきっかけは、ラジオでした。

趣味のひとつとして、radikoのタイムフリーでオールナイトニッポン(以下ANN)を聴くことがあるのですが、基本的にはANN0を一通りとオードリーのANNを聴いており、SixTONESのANNサタデースペシャルはスルーしていました。それはなぜか。

「ジャニーズのラジオだから」……そう、今思えば偏見以外の何物でもありません。

ファンの方が聴く分には面白いだろうけど、彼らのことをほとんど知らない私が聴いたところで彼らの面白さは分からないだろう。そう思っていたのです。

しかし、オードリーのANNに時折彼らの名前が上がること、当時好きな番組を聴き尽くしてしまったことで、少し聴いてみようかなという気持ちになったわけです。

そこから彼らにハマるまでに、そう時間はかかりませんでした。

彼らのことをほとんど知らない私がまず認識したことは、ラジオでは2人喋りで、メインパーソナリティーを務めているのは田中樹。もう一人は残りのメンバー5人が毎週代わる代わるの登場だということ。彼らのラジオのリスナーのことを、オードリーの「リトルトゥース」に倣って「リトルストーン」と呼んでいること。そして彼らもまた、深夜ラジオ特有の世界観をしっかりと踏襲していたこと。

とてもジャニーズとは思えない喋りの面白さと振る舞いに驚きを隠せませんでした。

それから間もなく、YouTubeでの活躍を知ることとなります。そこで私はYouTubeの恐ろしさを実感することになるのです。そう、関連動画の沼です。のちに分かったことですが、彼らの魅力を前面に押し出していた最初のコンテンツはYouTubeだったようです。そこからラジオパーソナリティーのオファーに派生したとのこと。彼らのYouTubeを観れば一目瞭然。納得です。

 

長らく「推し」という存在を作ってこなかった私にとってアイドルという存在は、熱狂的なファンが熱烈に応援するものであり、簡単に入り込める世界ではないと思っていました。

そんな私がSixTONESの興味を抱いた理由。

第一に、6人の仲の良さ。一見怖そうに見える彼らですが、そんなことは感じさせないおふざけの天才です。のちに京本大我松村北斗は不仲だということを知るわけですが、それを踏まえた上でわちゃわちゃとはしゃぐ彼らに微笑ましさを感じます。

第二に、実力。これは今年最初に話題になったジャニーズ初のTHE FIRST TAKEでも分かるように、歌唱力、表現力のレベルの高さを侮ってはいけません。朝ドラ出演も話題となったように芝居、舞台、さらにはバラエティーでの活躍も目覚ましく、その幅を拡げ続けています。

第三に、スタッフの寛容さ。自由奔放に楽しむ彼らを受け止めプロデュースするスタッフのおおらかさがあってこそ、彼らの魅力が引き出されているのだと思います。

最後に、すべてをひっくるめて、ジャニーズという枠にハマりきらないということ。彼らはまったく異なる個性を持ち合わせ、さらにそれをお互いに掛け合わせて面白くする術をも持っています。何よりそれを彼ら自身が楽しんでいることが伝わってくるのです。

 

SixTONESには、男性ファンや「箱推し」の方が多いようです。前述のように多方面からの魅力に惹き込まれるファンが多いことも一因なのではないでしょうか。まだまだ私が知らない魅力もたくさんあるのでしょう。

 

ここまで熱弁しておいてなお、『私にとってSixTONESは「推し」なのか』、はっきりとした答えは出せていません。

時間とお金と熱量をたっぷりと注いで応援するファンの方々と、一緒くたに「推し」ですと言っていいものなのかと。その観点から言えば、私など足元にも及ばないわけです。

ただ、彼らの存在が今の私にとって「癒し」であることは間違いありません。

YouTubeを何度も観返し、土曜のラジオを心待ちにして、SNSが更新されれば眺め、大いに笑わせてもらって癒されているのですから。

 

アイドルを「推し」とするハードルは、私にとってはまだまだ高いようです。

「推しを作ること」へのためらい

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わたしの推し」というお題について少し考えてみました。

長年、私は「推し」という存在を作ることを避けてきたのかもしれません。

 

私は現在30代半ばですが、思春期の頃には好きになったアーティストなどもいて、CDの発売日を待ち望んでは買いに行ったり、地方から上京してライブを観に行ったりもしました。王道アイドルに目を奪われ、CMで流れたとあるアーティストのデビューシングルに耳を奪われ、そこまで名の知れていないアーティストに心を奪われた時期もあったのです。

しかし大学へ上がる頃にはその当時の熱はどこかへ行ってしまい、そこまでのめり込めるような「推し」に出会うこともいつしかなくなっていました。もちろん当時は「推し」なんて言葉はありませんでしたが(笑)

改めて思い返してみれば、そこから現在に至るまで、明確な「推し」の存在はなかったように思います。

 

2年ほど前、そう、コロナが流行り始める少し前でしたが、当時好きだったアーティストが復活するという情報をTwitterで知りました。20年ほど前に活動を休止してしまい、その頃はSNSなんてなかったですから、その後の個別活動のことなど知る術もありませんでした。今頃彼らはどうしているのだろうと気に掛かり、ふとTwitterで検索してみたのです。すると本当に偶然にも、再結成しました!来月ライブやります!との情報が。これには驚きました。当時一緒に追いかけていた友人にすぐさま連絡し、これは行くしかない!と大盛り上がり。すっかり静まっていた熱が再び溢れてくるのを感じました。

ライブハウスなんてそれこそ20年ぶりですから、心の中は不安と緊張と高揚感が入り混ざっていました。いざ中へ入ると同年代の方々がそわそわと礼儀正しく集まっていて、どこか安堵したのを覚えています。彼らが登場し曲が始まると、当時の盛り上がりとはまた違って、温かく見守るような空気が流れたことも印象的でした。

それからコロナが流行してしまい、ライブに足を運ぶこともできなくなって、そのライブハウスも閉館へと追い込まれてしまいましたが、彼らは活動を続けているようです。

 

ライブだけでなくグッズやCDを購入するのも久しぶりで、とっても満ち足りた経験になりました。ですがやはり当時とは違って、落ち着いた熱であることは紛れもないわけです。

大人になって様々な人やモノ、環境に触れることで、ひとつのことに対して熱中することが少なくなっていくという理由もあるでしょう。仕事を始めてそれどころではなくなっていった、という理由も少なからずあると思います。

私の場合は、のめり込んだら急加速で沼にハマる性質を持っている反面、めんどくさがり、飽きっぽいなど推しを作りづらい性質も持ち合わせている、いわゆる熱しやすく冷めやすいタイプです。そのため、どこまでものめり込んでしまう危うさと、いずれすぐに飽きてしまうだろうという見切りが同時に存在していて、あらかじめ自らストップを掛けている部分もあるのだと思います。

他のアーティストも含め、当時好きになった方々のことは今でも応援しています。一度知ってしまったら相当なことがない限り心変わりすることはないようですし、新たに素敵だなと興味が湧く方が現れると、歴代の自分の趣味との共通点の多さに驚いたりすることもあります。

 

「推し」を追いかけ続けることはとんでもないエネルギーが必要なことだと思っています。純粋にそれが出来ることへの羨ましさは計り知れません。

今回の「推し」復活によって俄かに再燃したその熱は、落ち着いたまま。昨今の事情も伴って、燃え上がることは叶いませんでした。もし、あのまま定期的にライブが開催されていたら、もし、自ら掛けたストッパーを外したら、何か変わっていたのでしょうか。