ついつい。

つい思ってしまう、つい考えてしまう。共感してもらえたら嬉しいけれど、押しつけがましくしたくもない。そんなことを書きます。

頭痛がない身体になってみたい。

最近、雪が多くてスッキリしない天気が続きますね。こんなときは頭もスッキリしない日々が続きます。

 

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私はいわゆる『頭痛持ち』です。

そこまで深刻な症状が現れるほどではありませんが、片頭痛も緊張性頭痛も、その両方が関連して起こることもあります。

頭痛の症状は人それぞれですので、私の場合はこんな感じというお話をしたいと思います。

 

まず片頭痛について。

私の場合は、月経前後、気圧の変化、ストレスからの解放などが主な起因として挙げられますが、顕著に多いのは、気圧の変化によるものです。最近取り上げられることが増えた「気象病」「低気圧頭痛」というものですね。よく、雨が降った時に頭痛が起こるといった話を耳にされることは多いと思いますが、私の場合はむしろその前段階、雨が降りそうで降らない曇天の時に頭が重たくなります。瞼が重くなり、眠気が来る。特に右側が多いのですが、これが前兆です。

こう感じた時には、アプリで気圧の変化を確かめるようにしています。だいたい7割ほどは気圧の低下あるいは上昇している時に当てはまります。そのうち5割ほどは気圧の変化よりも早く前兆が現れるので、実際の天気やアプリでの判断は難しいですが、答え合わせのようなものですね。

低気圧頭痛に効くと謳われている薬を、最近街中でもよく見かけるようになりました。

『五苓散』という漢方をご存じでしょうか。私の場合、この前兆が現れた時に服用すると症状が軽くなることが多いので、これを常備しています。五苓散の効用には「むくみや頭痛、飲みすぎによる二日酔いに対応する」とあります。つまり余分な水分を外へ出すということですね。実際調べてみると、少し前から多く出回るようになった低気圧頭痛に効くと謳われている薬にはこの五苓散エキスが入っているものが多いことが分かったので、余計なものが入っていない漢方を試してみることにしました。初めて購入したときには、この人お酒の飲みすぎなのかなと思われるんじゃないかと余計な心配をしましたが(笑)、私には合っていたようで重宝しています。

気圧の変化に起因するときはこうして分かりやすく前兆が来る場合が多いですが、そうでない場合もあります。常に自分の頭と向き合って注意して相談していないと気づけない感覚だったりもします。

月経の前後最中の場合は、頭痛が来たり来なかったり、まちまちですね。気圧の変化と合わさると百発百中ですが。

ストレスからの解放の場合は、前述のような前兆はありません。緊張や集中からの緩和で起こるからでしょうか、気がついたら頭痛と言った感じです。

 

痛みの種類と症状についてですが、私の場合、突然ドクンドクンと拍動性の痛みに襲われる時もあれば、グーっと頭全体を締め付けられるような感覚から痛みに発展する場合もあります。その痛みと前後して、眩しさや匂い、音に敏感になり、目が開けていられなくなります。胸やけのような吐き気を伴うことも。症状が重い方は閃光が見えたりすることもあるようです。

 

次に、緊張性頭痛について。

PC画面の注視など、長時間作業などによって肩や首が凝ることで起こります。知らぬ間に眉間にしわを寄せて作業に没頭していたり、瞬きの回数が減ったりすることによるドライアイ、ピントが固まってしまうことなども関連していると思います。

私の場合は、ホットアイマスクやホットタオルなどで目を温めたり、眉間からおでこ、頭皮から後頭部、首から肩をストレッチなどでほぐすことによってやわらぐことが多いです。

短時間のお昼寝も大事な習慣のひとつです。昼食をとってから15~20分ほど目を閉じます。眠れることもあれば、眠れないことも。それでも目や頭を休ませることで午後の頭痛が起きにくくなります。

ただし、緊張性頭痛から片頭痛に発展する場合があります。そんな時にこれをやってしまうと逆効果。一気に片頭痛が加速します。

 

どちらの頭痛にしても、最終的には痛み止めに頼ることになるわけですが、これも服用のタイミングや症状の重さによって効果はまちまち。25年ほど頭痛と付き合っていますが、こればかりは傾向も対策もつかめません。最悪の場合は、痛み止めを飲んでも直らない拍動性頭痛が3~4日続くことも。こうなったら何をしてもどうにもなりません。もちろん服用量は守っていますし、薬剤性頭痛に発展したら大変ですから、そういう時は諦めて薬も飲まずに耐えるのみ。仕事や家事は省エネでこなし、部屋を暗くして、音を消し、タオルなどで目を覆って、冷えピタを貼って、拍動している部分を手で押さえるようにして、翌朝治っていることを信じて、寝る。あくまで私の場合の話ですが。

 

もしかしたら頭がスッキリしている時間なんて一刻もないのかもしれません。普段から頭痛がない身体になったことがないので分からないのです。

睡眠不足も、寝過ぎてしまっても頭痛を引き起こします。

運動不足も、運動をし過ぎてもまた頭痛になります。

暴飲暴食は避けるよう言われますし、たばこはもちろんですが、チーズやワイン、燻製されたものなども引き起こす原因と言われていますね。塩分の摂り過ぎ、水分不足などもそうです。

陽射しを浴び続けたり、極端な暑さから引き起こることだってあります。

さぁ休日だ!と思えばストレスからの解放で頭痛が始まる……なんてことも。

 

これらを避けるように規則正しい生活を心掛けていても、頭痛になる時はなるのです。もう嫌だ!何もかも投げ出して好きにしよう!と投げやりになって頭痛になると、何やってるんだ自分、と心が折れて規則正しい生活に戻る。

 

症状や頻度がそこまで酷くない私は、こうして自分でコントロールしてなんとか乗り切っているといったところです。頭痛外来に通っていたこともありましたが、自分で抑えられているのでこれ以上の対処の仕様はないようです。

 

頭痛と付き合っていくにあたって、自分の症状を把握することは大切だと思います。病院に相談することも大事なことです。専門家ではないのでそれ以上のことは控えますが、片頭痛に対応した処方薬は何種類かありますし、近年薬価も下がったので自分に合った薬を試しやすいと思います。症状は人それぞれ。もし悩んでいる方がいたら、一度は脳神経外科に相談してみてくださいね。

 

頭痛とは無縁、そんな身体になってみたいものです。